2012年03月15日
さむいくにの不遜な絵。

テレビはあまり見ませんが、つけたら、よく、BSのドキュメンタリーを流します。
ヨーロッパの絵画シリーズが流れていたらまずそれにします。
いちばん感銘は受けたのはロシアの「移動派」の絵画なのですがそんなのはほとんど出てきません。
彼らは19世紀のリアリズムを追求した画家集団でした。
なにがいいって、光の使い方がドラマチックですよね。
その中でも、一番衝撃的だったのは、ニコライ・ゲー「真理とは何か? ピラトの問い」 です。
自信満々の堂々たる身ぶりのピラト。
彼は太陽を背にし、衣服もなめらかに輝いています。
かたやイエスは陰から苛烈な上目遣いで彼をみています。その身なりはぼろぼろで罪人として今から処刑される切迫感を漂わせています。
よく目にする西欧の宗教画は少なからず理想化されていて、イエスも処刑寸前といえど美しい悲哀を漂わせた像が多い気がします。
でも、実際はこの絵のようだったんじゃないか、と感じてしまいます。
あまりにリアルなので、「こんなリアルに描きすぎて不敬罪に問われなかったの??」とかってに心配してしまったりします。
ロシアの「移動派」http://goo.gl/Kbv5c
参照ブログ 魔法の絨毯:http://goo.gl/mq2o5