2010年09月30日
「白熱!ハーバード教室」
先日、東大で行われた「ハーバード白熱教室」を見ました。
http://www.nhk.or.jp/harvard/
これは、ハーバードの名物教授である、マイケル・サンデル教授が来日し、「正義とは何か」を講義形式で討論する番組です。
日本でも関連書籍が哲学書とは思えぬほど大ヒットしているそうな。
で、テレビを見た感想。
討議内容が面白かったのはもちろん、もう一つ目を引いたのはサンデル教授の態度。
彼がリードしているように見えるんだけど、
実は・・・「彼は一言も自分の意見を言っていない」んですよ。気づきました??
あくまでも議論の流れに集中している。
彼がやっていることは、
0.テーマの提示
:「イチローの年俸は高すぎるか」など最初はみんながコミットしやすい話題にしている
1.討議の開始
:それぞれの意見を持つ人間を指名する
2.指名され、意見を発表した人間の意見をさらに「要約」する
:彼らの意見を聞きながら、それは「功利主義だよ」、や「リバタリアンだね」など、彼ら以外にもそう考えている他にも人間がいることをしめし、彼らの意見を補強する。
3.2の人間の意見に、「場」から反対意見を募集し、2の人間と同じように意見の要約と補強をしている。
「反対意見」を「まちがったもの、つぶすべきもの」として捉えず、あくまでも「違った側面からのものの見方」として捉え、ニュートラルな姿勢を貫いている。
の繰り返しで「場」を盛り上げているんですよねぇ。
彼が喋っているのは、あくまで、
「テーマの提示」
「他者の意見の要約・補強」
「司会進行」
の3つのパートだけで、「主役は意見を述べているヒトだ」という意識なんですね。
をを、これって「積極的傾聴」をしているカウンセラーの役割、まんまゃん、というのが偽らざる心境だったりします(笑)
「積極的傾聴」を人数のキャパをでかくして、司会進行の人間がエゴをださず、その場に集中することを旨としていれば、ああ、こういうことができるんだな、と。
そのかわり、司会の人間はすごく集中しているので消耗が激しいのと、さまざまな意見に対応するだけの知識的な度量が要るよねぇ、と。
http://www.nhk.or.jp/harvard/
これは、ハーバードの名物教授である、マイケル・サンデル教授が来日し、「正義とは何か」を講義形式で討論する番組です。
日本でも関連書籍が哲学書とは思えぬほど大ヒットしているそうな。
で、テレビを見た感想。
討議内容が面白かったのはもちろん、もう一つ目を引いたのはサンデル教授の態度。
彼がリードしているように見えるんだけど、
実は・・・「彼は一言も自分の意見を言っていない」んですよ。気づきました??
あくまでも議論の流れに集中している。
彼がやっていることは、
0.テーマの提示
:「イチローの年俸は高すぎるか」など最初はみんながコミットしやすい話題にしている
1.討議の開始
:それぞれの意見を持つ人間を指名する
2.指名され、意見を発表した人間の意見をさらに「要約」する
:彼らの意見を聞きながら、それは「功利主義だよ」、や「リバタリアンだね」など、彼ら以外にもそう考えている他にも人間がいることをしめし、彼らの意見を補強する。
3.2の人間の意見に、「場」から反対意見を募集し、2の人間と同じように意見の要約と補強をしている。
「反対意見」を「まちがったもの、つぶすべきもの」として捉えず、あくまでも「違った側面からのものの見方」として捉え、ニュートラルな姿勢を貫いている。
の繰り返しで「場」を盛り上げているんですよねぇ。
彼が喋っているのは、あくまで、
「テーマの提示」
「他者の意見の要約・補強」
「司会進行」
の3つのパートだけで、「主役は意見を述べているヒトだ」という意識なんですね。
をを、これって「積極的傾聴」をしているカウンセラーの役割、まんまゃん、というのが偽らざる心境だったりします(笑)
「積極的傾聴」を人数のキャパをでかくして、司会進行の人間がエゴをださず、その場に集中することを旨としていれば、ああ、こういうことができるんだな、と。
そのかわり、司会の人間はすごく集中しているので消耗が激しいのと、さまざまな意見に対応するだけの知識的な度量が要るよねぇ、と。
タグ :サンデル教授
2010年09月29日
ひび。
シゴト柄、いろんなヒトが、いろんなことを言って、いろんなことがあるわけです。
日々成長を実感している、というわけではないのですが、いろいろ考えてしまいますよね。
でも、この「考えてしまう」というコトがわりに大事じゃないか、と思います。
その人を目の前にして、その場でできる最良のことを、想像力を駆使して選択する。
今回の目の前にいる人には、あんまりよい選択枝を提示できなかったとしても、一度、考えておけば、似た悩みを持つヒトにはよりよい対応ができるかもしれない。
日々、想像力のトレーニングだよな、・・・と今朝ふと思いました。
日々成長を実感している、というわけではないのですが、いろいろ考えてしまいますよね。
でも、この「考えてしまう」というコトがわりに大事じゃないか、と思います。
その人を目の前にして、その場でできる最良のことを、想像力を駆使して選択する。
今回の目の前にいる人には、あんまりよい選択枝を提示できなかったとしても、一度、考えておけば、似た悩みを持つヒトにはよりよい対応ができるかもしれない。
日々、想像力のトレーニングだよな、・・・と今朝ふと思いました。
Posted by キミドリ at
07:20
│Comments(0)
2010年09月28日
2010年09月27日
NHKのウルトラC
金曜の晩にぼーっとNHKをみていたら、NHKの障害者番組「*きらっと生きる」をやっていました。
あんまりテレビは見ないのですがふと見ると、やっていることの多い番組です。
これは「障害者かわいそう」なよくあるパターンの番組ではなく、彼らが自主的に、たくましく行きぬく姿をレポートしている印象があります。
このなかに「妄想受信中」というコーナーがあります。
おもに統合失調症に人々の妄想や思考障害を彼らの目線から短い言葉でつづったコーナーですが、普段接している患者さんたちまんまで、「そうそう、彼らってそういう人なんだよ!!」とテレビの前で大きくうなずいてしまいます。
障害者表現というデリケートな領域に真っ向から切り込むこのコーナー。
こんなコーナー、ほかの民放ではゼッタイムリだろうな。
NHKのウルトラCだな、と考える秋の夜長にございました。
*
http://www.nhk.or.jp/kira/index.html
あんまりテレビは見ないのですがふと見ると、やっていることの多い番組です。
これは「障害者かわいそう」なよくあるパターンの番組ではなく、彼らが自主的に、たくましく行きぬく姿をレポートしている印象があります。
このなかに「妄想受信中」というコーナーがあります。
おもに統合失調症に人々の妄想や思考障害を彼らの目線から短い言葉でつづったコーナーですが、普段接している患者さんたちまんまで、「そうそう、彼らってそういう人なんだよ!!」とテレビの前で大きくうなずいてしまいます。
障害者表現というデリケートな領域に真っ向から切り込むこのコーナー。
こんなコーナー、ほかの民放ではゼッタイムリだろうな。
NHKのウルトラCだな、と考える秋の夜長にございました。
*
http://www.nhk.or.jp/kira/index.html
Posted by キミドリ at
09:00
│Comments(0)
2010年09月26日
フリーペーパーのクオリティ。
今朝、散歩途中に「GO!GUY」というフリーペーパーを持って帰りました。
このフリーペーパーはセブンイレブン協賛の「ちぇきぽん!」とならんで、私のお気に入りフリーペーパーです。
ついているクーポンはあんまり使ったことないけど、写真とか綺麗で「あ~ここにいきたいよね」という気になります。
むかしはフリーペーパーってもっとちゃっちいイメージだったけど最近のは違うなぁ。。。
今朝もらったのも、かなり写真とか綺麗で「行きたい!」という気持ちをあおる、比良特集でした。
あんがい不況で仕事がないけど、腕はいいカメラマンさんとかがこういう仕事してるのかもね・・・。
http://www.goguy.jp/
このフリーペーパーはセブンイレブン協賛の「ちぇきぽん!」とならんで、私のお気に入りフリーペーパーです。
ついているクーポンはあんまり使ったことないけど、写真とか綺麗で「あ~ここにいきたいよね」という気になります。
むかしはフリーペーパーってもっとちゃっちいイメージだったけど最近のは違うなぁ。。。
今朝もらったのも、かなり写真とか綺麗で「行きたい!」という気持ちをあおる、比良特集でした。
あんがい不況で仕事がないけど、腕はいいカメラマンさんとかがこういう仕事してるのかもね・・・。
http://www.goguy.jp/
Posted by キミドリ at
16:46
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