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Posted by 滋賀咲くブログ at

2009年08月19日

そこは間違いなくもうひとつの戦場。【医学生ネタ】

 むかしを思い出しながら書いているのですが、けっこう自分で自分のためになっていたりしますkimidoriです。

 このころ(医学部2回生~3回生)にかけて習っていた教科で、当時はインパクトいまいちだったのですが現場に出てみて「縁の下の力持ち」的だと気づいた教科があります。それは「病理学」。

 私の印象では「ガンになった組織がどのように変成するか」がメインだった教科の印象があります。
 
 いまでも多くの人を苦しめるガンですが、簡単に説明すると、
 元は正常であった細胞が、何らかのきっかけで「増殖→死滅」のサイクルが壊れ、増殖する一方になり正常な組織をも蝕んでいく病と言えます。

 元は正常であった細胞が変成し、見た目ではわからなくとも顕微鏡ではちがった形になります。
 もとは秩序だった綺麗な形に整列していた細胞群が、びっちりと密集したような荒々しい「顔つき(病理学のある先生はこう表現していた)」になるそうです。
 
 ぱっと言われてもそれがどう現場と結びつくかわかりにくいと思います。

 まったなしの状態で病理医が活躍するのは手術の現場。
 事前に担当の外科医が患者さんのMRIやCTを見ながら「このあたりまでガンが広がっている可能性がある」と診断を下していざ手術に臨みます。
 で、実際に手術をして該当の臓器を摘除します。
 が、ほんとうにガンを最後まで取りきったかは肉眼の見た目ではわからないので、臓器の断片を迅速で病理医に提出します。
 で、その断片をみて病理医が外科医の先生に「OK、ガン取りきれてると考えられます」、「NG、まだありそうです」などと迅速に判断するわけです。
 現場の外科医の判断を左右する重要な仕事です。
 
 また、それ以外にもガンの種類を判断するなど、何科を問わずガンに関わる医師にとって目立たないけど重要な職務であるのが病理医です。

 しかし、今現在日本にはicon12超有名icon12な病理医の大先生がいます。

 さて、誰でしょう??

















 コタエはこちら↓


  
「チームバチスタの栄光」で有名な海堂尊は元外科医の病理医だそうです。

ひとむかし前になってしまいますが、もうひとり有名な病理医がいますwwwでも、この人の場合は奥さんのほうが有名ですね。
さて、それは誰でしょう??コタエはまた明日www

ヒント:奥さんは宇宙飛行士。  


Posted by キミドリ at 13:06Comments(0)医学生ネタ