2009年08月03日

悪銭身につかず。【ドラッグネタ】

今日読み終えた本。鈴木陽子著「麻薬取締官」。
 著者は俗に言う「麻薬Gメン」で働いたあと、僻地医療の番組に感化されて医者になり、現在は、念願かなって北海道の襟裳で僻地医療に重視しているという一風変わった経歴の女医さんである。
 本書では、取締りの対象になる違法薬物の話とともに、麻薬の一種であるモルヒネを使ってのガンの疼痛コントロールにも触れられている。



 で、今回はその中のエピソードで「へぇ~」っ戸思ったものを一つ紹介します。

 シャブ(覚醒剤)の売人は自身もシャブ中であることが多く、他人に覚醒剤を売りつけてアガリを掠め取っても、自身のシャブに大半が消えるという。
 ただし中にはしっかりした売人もおり、著者の知り合いが捕まえた密売人の中には一億相当の住居、現金5千万を残したものもいたそうだ。
 出所すれば家も金もあると懲役5年を苦にしていなかったけれど、彼の妻がばっちりシャブ注で、彼の服役中に全てをシャブに換え、彼が出所したときは夫婦そろってもののみごと無一文だったという。
 
 悪銭身につかず、とはまさにこのことで。 
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Soon gotten,soon spent.
Easy come,easy go.


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