2012年05月12日

将来、ソムリエマシン、なるものが可能かもしれない。



 のなかの「第7章 味覚を再現する」
 より。
 「(*コーヒー牛乳=麦茶+牛乳+砂糖で再現できることについて)そう、味はバーチャルなのだ。(略)その商品に含まれている化学物質を使わなくても、他の化学物質を使って同じ味を再現できるわけである。それはなぜか?
 これは、味には5つの基本味が存在するからだ。食品の味をセンサーで5つの味(および渋みやコク)に分解しさえすれば、各基本味を代表する適当な化学物質を使って5つの味を、そして、食品の味を再現できる。
 (略)視覚や聴覚で何気なく受け入れているバーチャルな世界、それを私たちは今や味覚で体験できるのである。」


 ま、早い話、「味覚」も基本5つの要素で構成されているから、それの順列組合せを最適化できればどんな味も思いのまま、つーことです。
 だから「牛乳+醤油=ウニ」とかもバカにできん、ってことです。

 このセンセのHPでは「牛乳+たくあん=コーンスープ」で再現されていますね。
http://www.athome-academy.jp/archive/engineering_chemistry/0000001053_all.html

 *「コーヒー牛乳=麦茶+牛乳+砂糖で再現できる」
 ってことは、「麦茶」が「代替コーヒー」であった事も考えあわせると、さして珍しくはないかも、と思う。
 「ドイツ人に麦茶飲ませると、『代用コーヒーの味がする』と言ってイヤがる」だそうです。
 なんか、佐藤さんの本でも末期ソ連でも、「ホンモノのコーヒーを飲めるのはとってもステイタス」っていってた気がするからな。 なぜかというと、ソ連では外貨が無いためほとんどのコーヒーは大豆を炒って作った代替コーヒーだったからだそうな。


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Posted by キミドリ at 10:41│Comments(0)読書
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