ル・ゴーシュ・セキにて。8~イヌの皮をかぶったネコですから~

キミドリ

2010年05月17日 10:00

 そんなわけで、最後はデザート


 「クレームブリュレ」です。濃くて少々苦いカラメルソースが絶品


 いつも、関氏は最後のコーヒーに焼きたての「フィナンシェ」をつけてくれます。関氏いわく「冷蔵なんかしたら、フィナンシェは味が『死んで』しまう」とのこと。


 いっっっっつも思うのは「関さんて、何でも作るなー」。
 私は料理人がいったいどういうキャリアを積むのが一般的かは知らないのですが、彼自身のキャリアを聞いていると、いろんな店で働いていたようです。フレンチは当然として、菓子店で働いていたりする。それが今の彼を作っているんだろうなーーー、と。
 
 私自身もいろんな病院を常勤、バイト含めて転々としたうえでの実感ですが、その病院をやめた後に、どういうものを自分が身ににつけたかわかる。
 新しい環境に放り込まれて、一から組み立てなおしたり、新しいまわりと歩調を合わせていく中で自分の身につけたもの、あるいは「何が残っているか」がわかる。
 その環境に同化しちゃっていると、なっかなかわからない。
 ま、同化することは自体は大切なんですがね。

 基本的に医者という「技術者」してしか働いたことがないので、かえって、こういう「職人」みたいな人のほうが親近感を感じます。

 独立独歩の気質が強く、多少偏屈。
 でも、自分のやりたいことをやるためと、イヤなヤツに頭下げたくないから(笑)自分の能力を磨くコトに骨身を惜しまない。

 基本的にネコっぽいというか。
 ま、今の私は某病院という集団に属している組織のイヌですがねwww


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