私が医師をやめた理由。 その3

2008年04月25日

至極当然な疑問として、「その病気に対しての知識があるのに、うつ状態に陥ってしまうのか?」と言うのがあると思います。

私だって当事者がなければ、「ミイラ取りがミイラになったのか??皮肉だなぁ。」と思うと思います。

ただ、客観的に見ると職場全体がやはり忙しすぎたのでしょう。
近年、病院自体が多くの事を求められ、そのツケは現場にいるものにかかってきます。
業務は増えるし、高い水準が求められる。
オーバーワークは簡単に人を追い詰めます。

追い詰められれば簡単に判断力なんて失ってしまうし、判断力が失われてしまえば自分が追い詰められているかすら分からなくなってしまう。

今考えても、自分で「怖いなー」と思うのは、調子を崩す直前まで(崩したあとも)、お酒を飲んでうさを晴らすとか、誰かに徹底的に愚痴を言ったりする行動が全然なかったことです。

とりあえず、ご飯食べて、寝て起きて。次の日遅刻しないように行って業務をこなし帰ってくる。
一見、規則正しい生活の裏に憂さを晴らす時間も相手も見つけることができませんでした。

もちろん、職場の人は良くしてくれましたが、みんなすごく忙しそうだったし、私以上に仕事をこなしていたので「みんな激務に耐えているんだし、なんか自分だけ愚痴を言うのもなー」とずっと気が引けていました。
仕事はこなしていましたが、個人的な感情は徐々に抹殺され、ある意味、完全な引きこもり。
判断力も死んでしまっているので自分がどういう状態か把握は出来ない。
もともと感情の起伏を顔に出さない人間なので、たぶんほかから見ても分からなかったと思います。

たぶん、追い詰められるってこういうことなんでしょう。
わりと淡々と進んでいくことなのです。



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この記事へのコメント
この前からずっと読ませて頂いてました。

その2に
>私にとって仕事は「最愛の恋人」みたいな感じでした。
>全精力をつぎ込んで「好き」になったし、後悔はないし

その3に
>職場全体がやはり忙しすぎ
>業務は増えるし、高い水準が求められる
>追い詰められれば簡単に判断力なんて失ってしまうし、
>判断力が失われてしまえば自分が追い詰められているかすら分からなくなる。


これだと、まじめ過ぎて自分を犠牲にして、まいってしましますよ。
「最愛の恋人」と思っていたら、凄いギャップだとショックが大きいのではないですか?
お酒を飲んでうさを晴らすのは僕は好きではないです。
(酒にのまれている感じだし、下手したらアルコール依存になりかねないです)
ナギン子日記さんの所では、愚痴貯金ってのがありました。
http://nagi0727.shiga-saku.net/e96307.html

僕もかなり愚痴を言う方なのですが、Blogに愚痴書いたりしてます。
あとは、適当に、写真を撮りに行ったり、その時に色んな人と話して
気分転換して帰ってきます。
何も無い時は1日ずっと寝てます。
ネットしてると色んな人がいますし年齢層も広いので、何かプラスαで
また違った自分の進み方が見えてくるかも知れませんね。
取り合えず、たっぷり休養して下さい。
Posted by 湖東 at 2008年04月25日 01:56
熱心なコメント、ありがとうございます(^^)。

ま、お酒に逃げればよかった、とか言ってるわけじゃないですけど、ぜんぜんストレス回避行動が取れなかったなー、と。

愚痴貯金、オモシロいですねw

休養は十分にする予定にしていますwたぶん、今年いっぱいくらいは。
Posted by キミドリキミドリ at 2008年04月25日 21:38