そんなにプラス思考が大事かね??

2008年05月24日

きのうはあまり元気がなかったので、ごろごろしながらテレビを見ていました。

普段は余り、テレビは見ません。みてもNHKの世界遺産とか、ドキュメンタリーとかくらいです。
もちろん程度にも寄りますが、音がうるさくて神経に障るからです。

けど、あまり元気がなくて、でも、やることもないときにはみます。

きのうはそんな日で、TBSの金曜ドラマ「Around 40」を見ていました。
http://www.tbs.co.jp/program/fri_drama_20080411.html
天海祐希演じる主人公を中心に40代女性の葛藤を描く、というコンセプトのドラマです。

その中で、若手企業家と誰もがうらやむ結婚をしたはずだった、大塚寧々が不妊治療に悩むシーンが出てきます。何度も夫に相談を持ちかけるが、夫は自分のビジネスを優先し、彼女の悩みには耳を貸さず、最後には「マイナス・オーラに包まれた人間とはいたくないんだ」とまではっきり告げるシーンがあります。
ちょっとここでウーン、と考える私。不妊治療のコトは経験がないから、よくわからない・・・けれど。

「プラス思考」が大切、といわれて久しい昨今。
たしかに、自分で自分の限界を設定していることもあるし、なにかを成すときには大切な要素であることも確かなんだけど・・・
陰鬱な人間には誰も近寄りたくない、と思うのはごくごく当然であるのも確かなんだけど・・・

先日紹介した「真昼の悪魔」より。
「うつ病患者のまわりにいる人々は、患者に立ち直ってもらうことを期待する。現代社会には陰鬱な人間の居場所はほとんどないのである。」

ただ「ネガティヴ」を見たくないから「ポジティヴ」を志向するというのも、どうかなぁ、と思ったりするわけです。

一見おなじ「ポジティヴ」な表現でもそれが、「ネガティヴ」を避けた結果なのか、「ネガティヴ」と向き合った結果なのか、だんだん分かってくることがあります。

で、「こいつ、表現は綺麗だけど、なんかウサンクサイ!」と野生動物のよーに嗅覚が発達したりします(笑)。

しかも「ネガティヴ」って見ない振りしていると、不安を食べてどんどん育っていくんですよ。
で、気がついたら手に負えないくらい大きくなっていて「キャー!」みたいな(笑)。

普段から自分は「ネガティヴ」な部分や「不安」な部分や「脆い」トコロがあるって思いながら生活していたほうが支障がなくていいかもしれませんね。ある意味では。
ずっとそんなこと思ってたらしんどいので、頭の隅にちょこっと置いておくだけでいいですが。

そしたら、元気なくてもごろごろしていても「ま、いっか」ってなれるし。

あと、大塚寧々、役柄のせいかも知れないけれどすごくカオにケンがありました・・・。
むかしは本条まなみみたいにちょっとふっくらして、やや怠惰かもしれないけれどいい具合に力の抜けた人だった印象があるのになぁ・・・(TT)






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この記事へのコメント
普段ドラマは見ないのですが、たまたまそのシーンは僕も目にしました。
「自分も今、マイナスオーラ全開なんやろか?」なんて思い、ぐさっと心に突きささりました。
確かに周囲の態度は変わったと思います。どう扱っていいのか分からないだけなのかもしれませんが、露骨にシカトする人もいたりして、それに過剰反応してますますヘコんだり...
心が休まる場所がほしいです。
Posted by おれんじおるかおれんじおるか at 2008年05月25日 17:30
ふたたび「真昼の悪魔」からの抜粋です。

「うつ病を真正面から受け止められる友人のいれば出来ない友人もいる。人間は不幸な相手をあまり好まないものだ。
(中略)
誰かが苦しんでいるのを見たとき、それには理由があり、論理的に解決できる問題だと考えたがる人のほうが多いのである。
(略)
(うつ病を真正面から受け容れられないのは)うつ病自体が破壊的であることに加え、破壊的な波動を相手に伝えるからだ。
それがわかっていない人を前にすると私はすぐにがっかりする。(以下省略)」

 「うつ病」にたいして「理解が少ない」と嘆く声はそこここで聞きます。
 個人的にも思うのは「うつ病を真正面からがっちり受け止められる人は少ないなぁ」というのが正直な感想です。
 
 うつ病に限らず精神疾患一般は受け容れられにくいです。
 それは知識の問題ではなく、患者さんたちを見ていると「じつは自分もそうなんじゃないだろうか・・・?」とほかの人たちにも不安を想起するからだと思います。知識としての理解と、患者さんの受容の間には「自分の不安と向き合う」という大きなステップが横たわっているようです。

 えー、全然何の足しにもならなかったらゴメンナサイ(TT)。

 ただ、おるかさんの場合はご自分の趣味(しかも、体を動かす!)をお持ちなのでそれはとてもスバラシイことだと思いますよ(^^)v。
Posted by キミドリキミドリ at 2008年05月26日 16:33
貴重なアドバイスありがとうございます。
周りに助けを求められる人がいないので、とても安心できます。

>ほかの人たちにも不安を想起
確かにそうかもしれませんね。
僕も周囲の人がうつになった時、自分に置き換えて考えていました。

>趣味
趣味のおかげでなんとかバランスが保てている部分もあるんですが、性格的に、つい無理をして上を目指してしまいます(昨日のレースなんかその典型例です)。肩の力が抜けるといいんですけど。

また、いろいろ教えてください。
Posted by おれんじおるかおれんじおるか at 2008年05月26日 18:22
>貴重なアドバイスありがとうございます。
>周りに助けを求められる人がいないので、とても安心できます。

実際お会いしていないので、アテが外れてやしないかとじつはどきどきしています(^^;)

>僕も周囲の人がうつになった時、自分に置き換えて考えていました。

やっぱりヒトって周囲から思っている以上に影響を受けています。他人のストレスが全然関係ない自分を直撃するケースも多々。しかも撒き散らしているほうは全然気づかない、と言うことも多いです。残念ながら(TT)
もし、ストレス源がハッキリしているならそれから距離を置くのも大切です。
と、いうか私はそれで仕事をやめました。

>肩の力。
確かに抜けるといいかもしれませんね(^^;)

ただ、そのような完ぺき主義な部分がいままでのおるかさんの生活を形作っていることが往々にしてあると思うので、「直さなくては!」と躍起になるよりはとりあえず「自分にはこういうトコロがあるよなー」とまずは遠くから眺める、くらいの気楽なスタンスがいいかもしれません。

えー、偉そうだったらスミマセン・・・
Posted by キミドリキミドリ at 2008年05月26日 22:26
しかし、この記事のアクセス数が多くて驚いています。

みんなそんなに「プラス思考」に追い詰められているのでしょうか??
たしかに「プラス思考」はスバラシイとは思いますが、弱者を切り捨てるような考えに「プラス思考」と言う名前をつけているとアブナイかと・・・。

それから、「お前は努力が足りない!」とか「精進が足りん!」とか、元気なヒトにはいってもいいですがウツっている人には絶対にやめましょう。

そういう次元の問題じゃないですから。
Posted by キミドリキミドリ at 2008年05月26日 22:31